最近本当にささいなことでイライラしやすく、心がガサガサに荒れているな・・・と感じていた私。友人の紹介で、千晴さんのサロンへ行くことになりました。
おどおどしながら飯能へ向かったわけですが、駅で出迎えてくださった千晴さんは、想像していたのと全く違う印象の方でした。「性と魂のサロン」とのことなので、見たからのヒッピーでワイルドなノリの方なのかな、と思っていたものの・・・どちらかといえば落ち着いた朗らかな雰囲気の方で。すごく温かく迎えてくださり、一気に緊張がほぐれました。
まずは川辺に向かって軽く散歩をしました。
どうして川辺に行くのだろう?と疑問に思っていましたが、少し歩くと最近全然川のせせらぎなんて聞いていなかったことに気づきました。自然と触れ合うのって、何気に大事ですね。
川辺では軽くおしゃべりをし、看護師だった千晴さんがこの道に進んだきっかけや、今のお仕事について聞いてみました。千晴さんは、全部オープンに教えてくださいます。私は心と身体がお疲れ気味なことが悩みでしたが、けっこう性の悩みで千晴さんのところに来られる方も多いそうです。その後もランチでとりとめもなく話して、思っていることや悩んでいることを一通り打ち明けた気がします。このランチのレストランも地元の隠れ家的なお洒落なところで、すごくおいしかったです。
それからは千晴さんのご自宅兼サロンでマッサージタイムでした。タイで修行したマッサージに千晴さん流のひねりを加えて、全身をほぐしてくださいます。
一つだけ、サロンに来る前に友人から聞かされていたことがあります。それは、千晴さんが霊感のようなものを持っている、ということ。ご本人に聞いてみると、どうやら超共感のようなもので、お客さんが思っていることや感じていることが分かるそうなんです。思っていることと言っても、その場で思っていることがテレパシーのように分かるというよりは、お客さんの中にあるけど認識されていない思いが「私の話聞いてよ!」と主張してくるらしいです。マッサージをしていただきながら、私の身体がどんな主張をしているのか教えていただきました。
私の場合、私自身の思いも千晴さんに聞こえたみたいですが、それよりも際立って主張してきたのは私の家族の思いだったそうです。
私がどこに向かっているのか、仕事でどの地に行ってしまうのかと心配する母。
それでももうあの子は大人なんだからと、そっと見守ろうとしてくれている母の気持ち。
言葉にもならないくらい複雑な思いを抱える父。
それでも最終的には自分の思いよりも、私の決断を尊重しようとしてくれている父の覚悟。
離れ離れに暮らしている夫のかまってほしい気持ち。
夫に対する私の怒りの痕跡。
仕事を詰めすぎて疲れてしまった私の首の、いじけた気持ち。
仕事に対する漠然とした不満。
私をいつも元気づけてくれている女友達たちへの感謝。
分かっていたと言えば分かっていた思いたちなのかもしれませんが、改めて言葉として認識することで、私自身が大事にしていきたい気持ちや、大切にしたい人が誰なのか、スーッと霧が晴れるような感覚ではっきりしました。千晴さんにはその時言いませんでしたが、両親の愛情や今ある小さな幸せたちに対しての感謝が急に溢れてきて、実は涙一滴分だけ泣いていました。
スピリチュアルな現象は普段あまり信じない私ですが、信じる信じないは別として、変な邪気のような心の重みが取れたのは確かです。セッションが終わって駅まで送っていただいている時、朝とは違って無理なく笑顔でいた気がします。生きていることが嬉しくて、前向きになれたというか。
千晴さんからは「ひよこみたいに素直で純粋な人なんですね」と言われました。自分が本当は素直なのか、千晴さんの前だから素直でいられるのかは分かりませんが、いつぶりかに卑屈感を背負っていない自分がそこにいました。千晴さん、ありがとうございました!
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